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岩瀬商店「小さな会社のSDGs」

SDGsって?

持続可能な開発目標(SDGs)とは,2015年9月の国連サミットで採択された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。

ようするに地球って結構ヤバいところまできているから早くなんとかしようという目標ですね。

そんな中、岩瀬商店では「小さな会社でも小さなことでSDGsに取り組めるはず」という思いからコツコツと小さなSDGsを行っています。

その取り組みは下記、今日からできる! 小さな会社のSDGs」に岩瀬商店の「ピンクシャツデー」「フェアトレード」の活動が紹介されています。

【本の概要】会社のブランド力を大幅に上げる!リクルート対策になる!海外とのビジネスでも有利…1000社のブランディングに取り組んできた専門家が教える、社会貢献という新しいアクション。今さら聞けないSDGsの基本から、中小企業の豊富な事例まで、もりだくさんの日本一やさしいSDGsの教科書。

 

村尾隆介(著/文) 発行:青春出版社 定価 1,480円+税

岩瀬商店のSDGsに向けた継続的な取り組み

「染め」から小さな仕事をつくって豊かに

岩瀬商店が販売するオリジナル染めグッズの「タイダイ染めカップ」・「布用絵の具 かけるくん!」は地元の就労継続支援施設いわゆる作業所さんに作成していただいています。「色」で仕事をつくることは出来ませんか?」そんな問いかけがオリジナル染めグッズをつくりだすキッカケになりました。今ではオリジナル染めグッズはわが社に欠かせない大事な商品です。作業所さんいつも世の中を明るく楽しく彩ってくださってありがとうございます。

染めを通じて、心も体も健康的に。

毎年1回スタッフ全員に強制的に1週間以上やすんでもらう「リフレッシュ休暇」や専門家によるカラーセラピーも。

パートナー企業さんにも「染物体験」をしていただくという取り組みを行っています。

染めによる「エンタメのような教育」

岩瀬商店では毎年インターンシップを積極的に受け入れています。その内容は超実践的でミッションをクリアしてもらうプロジェクト型のインターンシップです。インターンシップから入社した岩瀬商店のスタッフがその指導に当たっています。

他にも地元の高校、専門学校ともコラボでチャリティー要素を含んだ染めのカリキュラムを行っています。

社内の「女性スタッフ」にも感謝

女性スタッフが多い岩瀬商店では3月8日は国連が決めた国際女性デーである「ミモザの日」に特に注力しています。

会社一面をミモザのイエローに彩ったイベントで最後は女性からイエローカードを渡されます。

「安全な水を世界に」染めは水が98%

“染”という字は「水(さんずい)」、九、十、八という漢字から成り立っている。つまり「染」は98%の水からできている。私たちは水を大切にする企業という意思がユニフォームのエプロンに刻まれています。もちろん会社の敷地内には遮過槽を設置し、染色排液を規定以上に処理して流しています。

積極的なメディア発信で「働きがいも、仕事に誇りも」

岩瀬商店では小さな会社ながら「広報チーム」を結成し毎月、積極的にプレスリリースを発信しています。メディアに注目されることでスタッフ自身も仕事に誇りを持ち、またメディアの取材により自分の仕事の本質を自身に問うきっかけにもなります。もちろん広告費をかけずに宣伝効果も抜群です。

次世代のあこがれに映るように「業界貢献」

岩瀬商店のユニフォームは業界紙に取り上げらるほどです。目立つ分、スタッフ自身も知らず知らずに振る舞いを気を付けるようになります。未来のスタッフが憧れるようなユニフォームにするため私たちは自分自身もさらに磨いていきます。

外国のかたと一緒に「染め体験」

岩瀬商店が運営する染めの体験ができるソメラボでは外国人の方も不自由なくお気軽に体験いただけます。外国語がペラペラのスタッフは残念ながらおりませんが、それを補うべく誠心誠意の接客や言葉が足りない部分はクスリと笑える案内図で対応いたします。

染めイベントで「まちづくり」を彩る

ソメラボではしょっちゅうイベントを行います。「お寺とコラボのファッションショー」・「お絵かき祭り」・「染め活パーティー」などなど。2020年には「まっぷる」にも掲載されました。会社をちょっとした観光地化で賑わいが生まれご近所の方にも喜んでいただいています。

染め直す「つくる責任」

岩瀬商店では繊維製品も企画・販売しています。そして自社商品のものは極力長く使っていただくため、アフタフォローのひとつとして染め直しのサービスも承っています。色を元通りにするだけでなく色変えて2度楽しむそんなライフスタイルも提案しています。

Zoomも活用して全国で「染めのワークショップ」

コロナ禍によって急速に普及したZOOMミーティング。岩瀬商店ではミーティングだけでなく効率的なコミュニケーションの手段としても活用しています。染めに関する技術的なことはライブでもご相談うけたまわります。

藍の栽培に協賛して「陸も豊かに」

岩瀬商店のアイデンティティでもある「染料への愛情」それを次世代にも受け継ぐためにも地元で藍を栽培している方を協賛しています。

ピンクシャツで「平和と公正を」

毎年2月の最終水曜日は「ピンクシャツデー」です。カナダから始まったこの運動は ピンクシャツを着たりピンク色のものを身につけ学校や職場へ行くことで、「いじめ反対」の意思表示をしメッセージを送っています。岩瀬商店では年々ピンクシャツデーに賛同してくれる事業者を増やしてピンクに染めています。

フェアトレードで「パートナーシップ」

岩瀬商店の行う繊維製品の事業には「フェアトレードタグ」をつけています。岩瀬商店のフェアトレードとは正当な対価を支払うこと。地場の産業を守るためパートナーから買いたたくような商売はしないように心がけています。

18番目のゴール

岩瀬商店のことも取り上げていただいているこの本は最後にこう問いかけています。

 

「あなたがSDGsの18番目のごーるをつくるとしたら?」

 

その答えは

 

SDGsの活動自体を持続すること

 

小さな会社でもできるSDGsを岩瀬商店は継続していきます!