やさしい染料講座 · 04日 3月 2020

インディゴ藍染め

藍もしくはインディゴはバット染料と呼ばれる染料に分類されます。

ブルージーンズに使用されている染料で、今では「藍」の主成分を人工的に製造した合成インディゴが一般的に使用されています。

藍、インディゴの染色はスレン染料と同じように、アルカリ浴で強い還元剤を用いることで染料分子を一旦溶解し、酸化させることによって発色させます。染着力が弱く、染色を繰り返すことによって濃色を得るのも特徴です。

※ 上の表はあくまで一般的な評価です。染料によっては強いものもあります。

※ 再現性・・・別の人が同じ条件で行えば、いつどこで染めても同じ色が得られること

インディゴ　藍　で染められる素材

綿・麻・レーヨン・テンセル・キュプラなどのセルロース繊維

綿糸をインディゴで染める染色例です。

順番	画像	説明
1		インディゴをアルカリ剤で溶かし、還元剤を加えて濃厚な液を作成します。
2		（1）で作成した濃厚還元液を所定の濃度に薄めます（染液の温度は常温でアルカリと還元剤を加えて調整します）。
3		常温のまま糸を染液に浸します。
4		液からあげてよく絞ります。
5		空気に触れて酸化することによって青色に発色します。
6		（3）～（5）の工程を繰り返して濃い色に染めて完成です。