混色の理論
混色とは、「色と色を混ぜ合わせて別の色を作る」ことです。その混色の元になる色を「原色」といいます。
染料・絵の具・インクなど「色材の原色」には次の三原色があります。
・Y イエロー 黄
・M マゼンタ 赤紫
・C シアン 緑みの青
この3色を組み合わせることによって理論的には無限に色を作成することが可能です。
混色の考え方
ようするに
Y+M+C=Bk
の3色の混色は、黒色に限りなく近くなるということです。
このことをふまえて、
になります。
染料の混色
染料の3原色は各メーカーによって濃度や色相が微妙に違うため、下記のようなピラミッド型の混色スケールで基礎データを作成します。
濃度別に作成することでより迅速なカラーマッチングが可能になります。
染料の選び方
グリーン | のようなキレイなグリーンを調色するには、三原色の | イエロー | と | ブルー | だけでは難しいので |
通常、染料のラインナップには、
ターコイズ | ターコイズ、 | ブリリンア | ブリリアントイエロー |
という色があります。
また深みのある黒色を調色する際には、黒色の染料だけでなくイエロー、マゼンタも加えることもあります。
つまり再度の高い色まで幅広く調色するのに必要な染料の色相は、
・イエロー
・マゼンタ
・シアン
・ネイビー
・ブラック
・ターコイズ
・ブリリアントイエロー
があればほとんどの色の調色が可能です。
ただし下の例のように染料は「素材の元色」にも大きく影響されます。
染料・染色講座 上級編 目次
染色処方とは料理のレシピみたいなもの。
「はかり」・「鍋」など染色に必要な道具について解説しています。
「浴比」・「%」などについて分かりやすく図解で解説しています。
実例だけでなく簡単に計算できる「染料自動計算フォーム」もあります。
微量の染料を誤差なく計量する方法について解説しています。
「折れ線グラフ」ぽい染色処方(レサイプ)の見方を解説しています。
「色あわせ」とも呼ばれる本番染色前の重要な作業について。
・混色の理論
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綿や麻やウール。色の付き方、縮み方。
各種繊維・テキスタイル(織物)の分類一覧表を掲載しています。
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