染色処方の見方
染色処方(レサイプ)の見方について掲載しています。
染色や助剤の処方は、下記のように「直線」や「曲線」で記されていて投入のタイミングについても指示があります。
以下は、染色のレサイプ例です。
染色のレサイプ例①
染色のレサイプ例①の手順
1. 60℃に昇温する。
2. 60℃の染液に溶かした「染料」を入れる。
3. しばらくしたら「素材」を入れる。
4. 「染料」を入れた後、5分経過して「芒硝」を使用量のうち2分の1の量を入れる。
5. 5分経過後、「芒硝」の使用量のうち残りの2分の1の量を入れる。
6. 15分経過後、「ソーダ灰」の使用量のうち5分の1の量を入れる。
7. 5分経過後、「ソーダ灰」の使用量のうち5分の2の量を入れる。
8. 5分経過後、「ソーダ灰」の使用量のうち残りの5分の2の量を入れる(ここまで温度は60℃で一定)。
9. 布地をよく攪拌(かくはん)しながら、40分間染める。
染色のレサイプ例➁
染色のレサイプ例➁の手順
1. 40℃の染液に溶かした「染料」を入れる。
2. しばらくしたら「素材」を入れる。
3. 「染料」を入れた後、10分経過して「芒硝(ぼうしょう)」を入れる。
4. さらに10分経過した後、「ソーダ灰」を入れる(ここまで温度は40℃)。
5. 15分かけて60℃まで昇温する。
6. 布地をよく攪拌(かくはん)しながら、40分間染める。
染料・染色講座 上級編 目次
染色処方とは料理のレシピみたいなもの。
「はかり」・「鍋」など染色に必要な道具について解説しています。
「浴比」・「%」などについて分かりやすく図解で解説しています。
実例だけでなく簡単に計算できる「染料自動計算フォーム」もあります。
微量の染料を誤差なく計量する方法について解説しています。
・染色処方の見方
※現在、表示中のページです。
「色あわせ」とも呼ばれる本番染色前の重要な作業について。
色の彩度を下げる?混色とは?について図でわかりやすく解説しています。
綿や麻やウール。色の付き方、縮み方。
各種繊維・テキスタイル(織物)の分類一覧表を掲載しています。
染料や染色に関する用語の解説です。
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